なぜ氷を保管するのか？

なぜ氷を保管するのか？

氷貯蔵システム熱エネルギーの貯蔵には氷を使用します。夜間、システムは氷を生成して冷気を蓄え、日中はピーク電力需要を満たすために冷気を放出します。

氷貯蔵システム水冷却ユニット、冷却塔、熱交換器、水ポンプ、氷貯蔵装置、制御システムなどで構成されています。

氷貯蔵システムの作業フロー

完全なストレージ システム負荷のピーク時に冷却装置を完全に停止することで、システムを稼働させるためのエネルギーコストを最小限に抑えます。このようなシステムでは、部分的貯蔵システムよりも若干大きな冷却装置と、より大きな氷貯蔵システムが必要となるため、資本コストが高くなります。氷貯蔵システムは十分に安価であるため、フル貯蔵システムは従来の空調設計と競合することがよくあります。

従来の空調システムと比較した氷蓄熱空調システムの利点は次のとおりです。

1) 空調システム全体の運用コストを節約し、オーナーに利益をもたらします。

2) 空調システム全体の設備容量を削減し、電力設備への投資を削減します。

3) より低い水温を提供し、大温度差給水技術と低温風供給技術を実現

4) 高い安全性要件が求められる用途では、氷貯蔵空調設備が緊急冷気源となり、系統電源がオフの場合は自家消費電力がわずかしか必要ありません。ユーザーに冷たさを提供するために氷を溶かすポンプを動作させることしかできません。

5) 冷凍ユニット、ポンプ、冷却塔の体積と設置電力を削減します。

6) 優れた除湿能力。

7) 潜熱を利用するため、小さなスペースで大きな貯蔵容量を得ることができます。

8) 急速冷却効果

メンテナンスコストの節約

化学工業プラント

空調負荷特性：

24 時間体制で稼働するシステム。特に化学反応が発生するときは短時間に大きな冷却負荷が必要になりますが、それ以外の時間帯ではピーク負荷の 20% しかありません。

分析：

化学反応発生時の冷却負荷：420-RT/Hr

通常冷却負荷：80-RT/Hr

【従来のエアコン】

氷水生成能力：420RT

氷水ユニットおよび付属機器の消費電力: 470 KW

【氷蓄熱式エアコン】

氷水生成能力：80 RT/Hr（通常冷却負荷の場合）

貯氷ユニット容量：20RT

タンク容量：350RT-Hr

氷水装置および付帯設備の消費電力：127KW（27％）

動作モード：

通常時は、80RT 氷水生成器が冷気を供給し、20RT 氷貯蔵ユニットが 22 時間継続して稼働し、350RT 時間の冷却能力を蓄えます。化学反応が発生すると、350 RT のストレージと 80 RT の氷水生成装置が連携して、350 RT +80 RT = 430 RT –Hr の冷却能力を供給します。

SPLシリーズストレージ機器

モデル番号。および技術データ